九州橋頭堡3

「情勢」

日本本土へ上陸した真・日本国軍は、鹿児島を攻撃。上陸に成功した。
時の政府は外道川政権だが、在日米軍は四国に出現した地底勢力と交戦。
疲弊した米軍は朝鮮半島の戦闘でも苦戦しており、在日米軍は手薄となっていた。

政権側は、保安隊と外道川の私兵である秘密警察が日本の治安を守っていた。
しかし、保安隊は外道川政権に冷遇されていたので、真・日本国軍上陸共に反乱。
約半数が日本各地で蜂起した。

保安隊をいずれ廃止して外道川の私兵で軍を編成しようとしていた案の末路であった。

しかし、外道川秘密警察は、将来の軍の基幹となるように準備していたため
この時点で多数の治安部隊が編制されていたのである。


「別動隊」

真・日本国主力は鹿児島占領後、大分へ進撃を開始。
しかし、熊本方面も無視するわけにもいかないので、別動隊を編成することにした。

別動隊の指揮官は、風呂戸葉須磨中将であり、その指揮する部隊は、雑多な雑軍である。

真・日本国軍もそうだが、旧死神軍、旧ナメクジ帝国軍、旧機械化人類軍、旧パイルドライバー軍、
旧洋食軍団、旧ダン・ボルマン軍など…。
しかしその全てが上陸したわけではない。旧洋食軍団・旧死神軍は、鹿児島戦時には
海上で日本へ向かっていたのである。

その別動隊の各諸隊を集め、風呂戸中将は作戦を考案した。

・天草地方へは、新着する予定の旧洋食軍団・旧死神軍を上陸させることとした。
・熊本への主攻は真・日本国軍と旧ナメクジ軍とする。
・さらに並行して旧機械化軍・旧パイル軍・旧ボルマン軍を別の道から進撃させる。

熊本にいる政権側では、少数の在日米軍と、外道川治安部隊・保安隊の外道川派である。
その指揮官であるサタンスコーピオン門限陽太郎は、外道川秘密警察の大幹部だった。


「戦闘開始」

真・日本国の熊本進撃が開始された。
外道川派保安隊が県境で邀撃し、押し合いのような状況となる。
一昼夜の戦いが経過したが、その間、別道を攻めた旧パイル軍が突破に成功。
熊本市へ進む。
旧パイル軍を抑えるために旧ダン・ボルマン軍や旧機械化軍と戦っていた部隊も後退。
旧ダン・ボルマン軍と旧機械化軍は主攻部隊の支援に回った。

戦闘は真・日本国軍に有利となり、外道川派はついに前線から撤収し、熊本市へ籠城。

ところが、熊本市民らが外道川の暴政に反乱をおこし、市内が混戦状態となる。

その中、真・日本国軍が市内に突入。激しい攻防戦となる。
短い戦いの後、サタンスコピオン門限陽太郎は脱出を図る。しかし真・日本国軍の福将
ジャーキー・チェーンの追撃に捕まり、一騎打ちを挑むが、ジャーキーが勝利。
サタンスコーピオン陽太郎は捕縛された。

その頃、天草地方も援軍が来なかった外道川軍は壊滅状態となった。


「その後」
熊本県の外道川諸隊は支離滅裂となって総崩れとなった。
熊本県から脱出するためにそれぞれ脱出を開始する外道川派を真・日本国軍は追撃開始。
さらに戦闘は熊本県から離れ、拡大することになる。

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