国会議事堂の戦い5

「議事堂突入」

国会議事堂に展開した外道川軍は6人の大将軍が率いていた。

将鞭大将軍 バルバリーゴ・天婦羅

公比居大将軍 ポッカイロ・龍五郎

日本大将軍 ジョニー・ベヘモンス

掃除大将軍 岸岡 王四郎

尼存大将軍 ヘートマン2世

パシリ大将軍 牛殺死 クジラっち

そのうち、バルバリーゴ・ポッカイロ・ジョニーが壮絶な戦死を遂げた。
この3将軍は、議事堂前面を守備していたが、突破されたわけである。

それでも、残った3将軍は議事堂を死守せんと抵抗を続けていた。

「外の敵の抵抗も厳しいが・・・議事堂へ突入するぞ!!」
猫舌の号令で、弾雨激しい中、その場にいた者達が、議事堂へ突入することになった。

板橋、榛名、阿武隈、三春、虎臣、菊代、余、勝代とその部下達であった。
戦車砲の砲撃で、議事堂前面のバリケードを破壊し、扉も砲撃で破壊した。

爆風と硝煙がけむる中、板橋の部下、布覧県少尉が功を焦って飛び込んだ。
ズダダダダーー!!
「ぐわあー」
布覧県少尉は、議事堂内部からの機関銃射撃を受けて倒れた。
「中にはかなりの敵がいるぞ!!」
「もう一度、戦車砲を!!榴弾!!」
さらに戦車の榴弾が、破壊されたドアへ向けて射撃される。

敵の射撃が止んだ。

「いまだ!!」

全員、駆け足で議事堂へ乱入する。
しかし、敵はしぶとかった。

ダダダダー!!
入口の踊り場で一同は壊れた残骸に隠れたが、弾幕で動けなくなる。
「まずいぞ、進むも引くもできない!」
その時、敵の声がした。

「断じて敵を入れるな!!」
実はその声は、敵将鬼崎の声であったが、その時は一同は知らなかった。
榛名が提案した。
「手持ちの手榴弾をすべて出して、投擲後突撃しましょう」
「よし、やるか!!」
敵の射撃火点へ向けて、一斉に手榴弾を投げる。
ズガーーーン!!
敵の射撃が、いったん停止した。

その時である。
入口から、ジャーキー・チェーンの率いる小隊が突入してきた。
「よし、我らも突撃だ!!」
板橋を先頭に、ジャーキー隊を狙おうとした敵火点に殺到する。
ジャーキー隊も突入し、激しい白兵戦の末、入口の火点は制圧された。
しかし、それは物語の序章に過ぎない。

1階の各地から銃弾が飛んでくる。
しかし、外から猫舌の部隊が続々と入って来るはずであった。
「とにかく、現在地点を拠点にするしかない」
残骸やガラクタで応急的に陣地らしきものを作る。

一方、2階部分では、鬼崎がそれを知り、苛立っていた。
「おのれ…やつら、許せん!!」
掃除大将軍 岸岡 王四郎が進言した。
「イマナラ勝テル。反撃デス」
「よし、岸岡、吉原居候、俺と共に死んでくれるか?」
鬼崎の言葉に、掃除大将軍 岸岡 王四郎と猛虎大将軍 吉原居候 ゴキタマは頷いた。

「よし、敵にジェットストリームアタックをかけるぞ!!」
鬼崎を先頭に、3名の大将軍は猛然とした勢いで走りだした。

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