国会議事堂戦・終章

「終わりの日」

こうして、真・日本国軍は東京を完全に占領。
日本は猫舌首相による内閣が成立し、新生日本が誕生した。

この戦いで旧政権の首脳が軒並み捕縛されたことにより、戦闘は急速に終了した。

旧政権首班・外道川犯左衛門首相・泥棒田3世私設警察長官らは逮捕され
戦犯として第2次東京裁判において死刑判決の後、死刑となった。
旧政権で犯罪を行った者の多数も裁判で有罪となった。

しかし、十二大将軍の中でパシリ大将軍 牛殺死 クジラっち
だけは、消息不明となり、捜索が行われたが、発見できなかった。

日本全土を掌握した新生日本は、四国に残存する地底人勢力の掃討を開始。
しかし、米軍との戦いで消耗し尽くした地底人に戦意は無く、地底人は
元にいた地底の奥深くへ撤退していった。

ここに、日本の本当の戦後が始まる。

占領していた日本を喪失したアメリカは、地底人との戦闘や朝鮮戦争で疲弊。
朝鮮戦争も補給拠点であった日本の喪失で作戦が困難になり、停戦協定が結ばれる。

新生日本とアメリカは、対立の構図のまま推移して行く。
しかし、冷戦と言う世界情勢の中で、東西両局からの外交的アプローチも存在し
世界の孤児のようでありながらも、水面下での外交交渉で日本は乗り切っていく。
特に、国際社会から除外されていた台湾との提携は、日本経済にとってプラスであった。

最終的に、ベトナムにおいて地底勢力である目本国・ドウィツ国が侵攻を開始。
地底関白・豊臣秀高が全世界に宣戦布告したことで国際情勢は変化した。

地底世界において、ナンバー2の実力を持つ目本は、強大な戦力を保持していたのである。

また、第2の「鬼崎」の名を持つ男が、アジアで暗躍を始めたことも事実であった。

ベトナム戦争において、地底軍の強大な戦力に抵抗するには、日本の国際的協力が
不可欠だったからである。

ベトナム戦の勃発で、日本は正式に国連に参加することになった。
そして、日本の友好国であったラ王スが、地底関白軍に占領されることにより
日本は海外派兵への道を歩むことになる。

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